2019年現在の家庭用ファックスの現行機種は、パナソニックの「おたっくす」シリーズのみとなっています。(「おたっくす」という名称はフェードアウトさせていく模様)
このページでは、パナソニックの家庭用FAXの最新機能を紹介します。
現行の最新上位機種は、KX-PD915DL(2017年10月19日発売)です。
2~3万円程度で販売されていますが、安く済ませたかったら旧モデルを購入してもいいでしょう。
一番新しい機種は、KX-PD725DL/DW(2019年5月23日発売)です。
スマホとの連携はありませんが、ボタンのサイズを大きくした使いやすい機種です。
(エプソンやブラザーなどのプリンター複合機にもファックス機能が付いているので、小さな会社や店舗などではよく利用されています。)
紙を無駄にしない「見てから印刷」
ファックス機本体に液晶画面がついています。
そんなに大画面ではありませんが、ズームやスクロールができるので問題なく全体を確認することができます。
印刷する必要のあるものだけを選んでプリントできます。
受信したファックスの内容は、SDカードに保存できるので後から確認できて便利です。
届いたファックスをスマホで確認できる
個人事業主や小さな会社の場合は、まだまだFAXはかかせません。
これまでは、外で仕事を終えても、ファックスが届いていないか事務所まで戻って確認しなくてはなりませんでした。
FAX機をインターネットに繋げば、届いたファクスをメールで送信してくれるので、外出先でもスマホで確認可能です。
無線LANの繋がる自宅内なら、専用アプリでスマホを子機として使うこともできます。
ちなみに着信をスマホや携帯に転送することもできます。
安心の迷惑防止機能
迷惑電話を防止する機能も充実しています。
電話をかけてきた相手に通話を録音することを伝えるメッセージを流して、自動で録音することも可能です。
ナンバーディスプレイを利用している場合に、登録されていない番号からの電話に対して録音機能を発動させることができます。
他にも、自分の声を低く変える「ボイスチェンジ機能」や、通話を拒否するメッセージを流して電話を切る「通話拒否機能」などがあります。
面白いのが、電話中に来客があったと装うことのできる機能です。
チャイムの音を鳴らすことで、来客があったことにして電話を終えることができるというものです。
「あんしん応答機能」も一人暮らしの女性にはおすすめの機能です。
知らない電話番号から電話がかかってきたときに、あんしん応答ボタンを押すと「あんしん応答モードになっています。あなたのお名前をおっしゃってください」というメッセージが相手に流れます。
スピーカーから相手の声を聞いて、誰だか確認してから電話に出ることができるというものです。
でたくない場合は、「おことわり」ボタンを押せば「おそれいりますが、この電話はおつなぎできません」というメッセージが流れて電話が切れます。
他にも便利な機能がたくさん
ほとんどファックスと関係なくなってしまいましたが、便利な機能がもりだくさんです。
とくにいいなと思ったのが、「前から録音」機能。
通話中や、相手が電話を切った後でも、約一分前にさかのぼって会話の録音を開始できるというものです。
大切な内容が聞き取れなかったなんてことが無くなります。電話を切ると録音できなくなってしまうので注意。
他にも外出先から留守番電話を再生できたり、ドアホンと接続して対応したりできます。