メールの登場ですっかり出番の少なくなってしまったFAX。
ピーヒョロロロという音にはどんな意味があるのでしょうか?
まずは音を聞いてください。
FAXは、電話回線を利用して画像データを送信するものです。
アナログの電話回線で送れるのは音声のみ。だから、音声で通信しているんです。
まず、接続するとお互いがFAXであることを確認します。
3秒おきに0.5秒1100Hzのトーンを送り、「こちらはFAXです」と伝えます。
CNG信号と言って、ポー、ポー、ポー、という音です。
電話に出たときにこの音と聞いたら、電話機をFAXモードにしましょう。
相手がFAX受信モードになると、2100Hzの連続音を返してきます。(CED信号)
これが、ぴーの部分。そして、その後のヒョロロロの部分で、お互いの機能や通信速度などを決めているんです。
「こちらの最大サイズはA4で、モデムの最大速度は14.4ビット/秒ですヒョロ」
そして、実際に安定して通信出来る速度をトレーニング信号で試して決定します。
それからやっと、白と黒との二階調の画像データが送られます。
ガガガガガという感じで送られますが、通常は音声が切られてますよね。
これらの音が怖いという方は、無鳴動受信といって、設定で呼び出し音を消せるFAX機もあります。
呼出回数(着信回数)を0回に設定する方法や、ラインモニター音の音量を下げたり、オフにする方法などが説明書に載っているはずですのでご覧ください。
ただし、相手が手動送信してきた場合や、IP回線からの場合は音が鳴ることがあります。